長野県の自殺者が増加している。
12月6日の中日新聞によると、増加率は全国1だとか。記事では、雇用削減などを原因としてあげているが、雇用削減は全国的なこと。
何が原因なのだろうか?
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自殺者が最多のペース 前年比28人増、全国ワースト
12月6日 中日新聞
厚生労働省の統計によると、今年1-6月の県内の自殺者数は278人。前年同期比28人増となり、全国で最も増えた。1年間を通じて過去最多の可能性もあるペースに、関係者は危機感を強めている。
2006年、07年はいずれも492人で、548人だった05年から大幅に減った。だが過去最多の576人だった03年は、01、02年が487人で続いた後の急増。県精神保健福祉センター(長野市)の小泉典章所長は「08年は03年と同じ傾向がみられる」と話す。
長野労働局の調査では、世界的な経済危機を受けて、県内でも零細の製造業などで雇用削減が増えている。小泉所長は「自殺者数と経済状況との相関関係は、科学的には立証できていない」としながらも「失業者が増えると自殺者も増える傾向はある。リストラへの不安は自殺の原因になり得る」と指摘する。
同センター内には9月、自殺願望のある人やその家族からの電話相談に応じる「こころの健康相談統一ダイヤル」=電0570-064556=が設置され、10月末までに47件の相談が寄せられた。開設時間は平日午前9時半-午後4時。小泉所長は「話すのは1分でもいい。自殺する前に電話をしてほしい」と呼び掛けている。 (大平樹)