2008年8月19日火曜日

警察庁の自殺統計と鬱病

警察庁の自殺統計が発表された。鬱病が自殺の原因の最多だという。
以下、Business Media誠の記事を一部、引用。

日本国内で昨年1年間に自殺した人は前年に比べ2.9%(938人)増の3万3093人で、このうち「鬱病(うつびょう)」が原因・動機とみられる人が約18%に当たる6060人に上り最多だったことが19日、警察庁のまとめで分かった。
 総数は2003年の3万4427人に次ぐ過去2番目で、10年連続で3万人を超えた。年代別で60歳以上、30歳代が過去最多。発生場所でみた都道府県別10万人当たり自殺者(自殺率)は、39.0人の山梨が前年の秋田に代わり最悪だった。
 警察庁は自殺対策に役立てるため07年に自殺統計原票を改正、動機の項目などをきめ細かくしており、今回が初の公表。昨年6月に自殺総合対策大綱を策定、多重債務問題などに取り組む政府はデータを基にさらなる対策を迫られそうだ。

「鬱病」最多18%、「多重債務」「仕事疲れ」も多く…
 「鬱病」「多重債務」「仕事疲れ」……。

 19日発表された警察庁の自殺統計の数字からは、3万人を自殺に追い込んだ現代社会のさまざまなひずみがうかがえる。警察庁はデータを厚生労働省などに提供、今後の自殺対策に生かす方針だ。
 約18%の自殺者の原因・動機とみられる「鬱病」。男女差はほとんどなく、50歳以上(3341人)が半数以上。19歳以下は85人で未成年者への広がりも目立つ。一方、「孤独感」による自殺は593人で、自殺対策を考える上で「心の問題」がいかに重要かを示す。
 
  以下、略。