2008年8月30日土曜日

硫化水素の自殺

硫化水素による自殺事件が相次ぎ、二次被害も生じている。
むろん、警察も手をこまねいているだけではない。
以下、ITメディアニュースから一部引用する。

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硫化水素の作り方は「傷害を誘因する有害情報」 警察庁が削除要請

警察庁が、硫化水素の製造方法などを記したネット上の書き込みを「有害情報」に指定。硫化水素自殺によって第三者が巻き添えに合うなど「傷害という違法行為を誘因する」と判断した。
2008年05月02日 14時27分 更新

 警察庁はこのほど、硫化水素の製造や利用を誘引するようなネット上の書き込みを「有害情報」に指定した。硫化水素による自殺は第三者の健康を害す恐れがあり、傷害罪を誘因する情報だと判断。書き込みを見つけた場合はISPや掲示板の管理者に削除を要請するよう、各都道府県警とインターネット協会に通達した。
 警察庁は、違法情報ではないが、犯罪方法を示した情報や自殺を勧誘する情報などを「有害情報」に指定している。今回新たに、硫化水素の製造方法を記した書き込みや、「硫化水素は簡単に作れる」「簡単に死ねる」といった製造や利用を誘引するような書き込みを有害情報に指定した。

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実際、毒ガスを発生させて、自殺の二次被害に巻き込まれたのではたまらない。こうした動きが、少しでも自殺、および二次被害の発生の予防となっていただきたいものだ。

「化学式など学術目的の情報は対象に含まれない。」とのことで、全てを取り締まることはむろん出来ないが、そこには、むろんバランスというものがあるだろう。

自殺の方法にも、その時々の流行というものがあるようだ。これもまた、悲しいけれど人の営みの一種ではあるのだろう。