2008年9月1日月曜日

自殺した有名人

自殺は、人生に失敗したからするものではないようだ。実際、自殺した有名人は数知れない。
誰からもうらやまれるような成功者、有名人になって、なぜ自殺をするのだろう?

有名人の自殺も少しずつ見てみよう。

まずは田宮二郎だ。
ウィキペディアから引用しよう。
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『白い巨塔』の放映が残り2話となっていた1978年12月28日昼過ぎ、田宮は家族と別居して一人で住んでいた港区元麻布の自宅で猟銃自殺を遂げた。享年44(満43歳没)。残された遺書は妻・息子達・二児の家庭教師・2人の弁護士・田宮企画顧問・奈良岡朋子・鬼沢慶一宛の8通あったとされている。そのうち妻へ宛てた遺書には、感謝の言葉と共に、生きることの苦しみと死への恐怖が綴られ「病気で倒れたと思って諦めて欲しい」と書かれていた。この田宮の自殺は、足の指で猟銃用の散弾銃の引金を操作して胸を撃ち抜いたその方法もあいまって、非常に大きな衝撃をもって報道された。『白い巨塔』原作者の山崎豊子が書いた『華麗なる一族』(田宮も映画化された際に美馬中役で出演)に酷似した猟銃自殺のシーンがあり、山崎は田宮の死を電話で知るとすぐに「猟銃でしょう」と悟ったという。『華麗なる一族』では田宮が望んだ万俵鉄平役がかなわず、試写会の後で「僕ならもっとうまく猟銃自殺をやれるのに」と話していた。
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田宮二郎は躁状態で事業熱にうかれ、借金をかかえ、多額の債務を持って、取立てに苦しみ、うつ状態になったとの記述もあり、精神的に不安定だったことも伺える。

これほどの成功者となって、自殺するというのも、もったいない話ではある。